岩手県と国連大学高等研究所，NTTの３者は，各々が持っている技術や情報，ノウハウを持ち寄って，岩手県をフィールドとする環境情報ネットワークの共同研究を行う共同プロジェクトを，1998年9月3日に発足。

本プロジェクトでは，環境情報の共有，公開によって，地球環境の保全と創造に望ましい環境行政，環境教育，ゼロエミッションの推進することを目的とする。これまでに，①環境モニタリング，②北上川流域調査，③環境教育・学習，④ゼロエミッション，⑤環境情報システムの構築，等を実施。

環境モニタリングでは，馬淵川水質の自動計測，酸性雨調査，二酸化炭素の濃度測定，二酸化窒素の自動計測，浮遊粒子状物質の自動計測などを実施中。北上川流域調査では，北上川をボートで移動しながら，水質，生物，景観等の環境情報を収集し，ホームページ上に公開。環境教育・学習では，環境情報ネットワークの活用について教育関係者からなる環境教育世話会を設置し，環境学習プログラムを実施。ゼロエミッションについては，今後，詳細に検討を進める予定。環境教育システムについては，種々の環境情報を蓄積，共有，公開し，環境教育・学習，ゼロエミッションに活用すべく構築を推進中。

共同プロジェクトのURLはhttp://ecology.mcon.ne.jp/