用語説明

MR符号

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FAX符号化方式の1方式であり,複数の走査線を束にして一括処理して符号化する方式(2次元一括符号化方式)。G3ファクシミリの画像符号化方式として,1980年にITU-Tが勧告。MH符号が,1ラインのみに注目して符号化するのに対し,1次元符号化方式およびより圧縮率の高い2次元逐次符号化方式を組み合わせたもの。2次元符号化とは,符号化しようとするライン(符号化)の変化画素の位置を直前のライン(参照ライン)の変化画素からの変化量として符号化する方式。2次元逐次符号化は前ラインを参照しながら符号化を行っていくため,復号時の伝送誤りが次々と波及していく欠点を少なくする目的で1次元符号化されたラインがある一定の間隔で挿入される(図)。

図_MR符号の構造