用語説明

RECONAD(地域災害情報通信パッケージ)

Regional Collaborative Network Against Disaster

災害対策のための情報ネットワークの整備が地域の自治体を中心に進展しているが,予期できない災害時に利用できるシステムを構築することは容易ではない。RECONADはそうした災害時に地域特性に応じた情報ネットワークの構築をカスタマイズするためのパッケージである(図)。

RECONADの特長は,災害時の意思決定のための情報共有にある。特に初動時には最適な対策を子細に検討するよりも,的確かつ最小の情報に基づき,たとえ次善の策であっても,迅速に決定し周知するための情報共有が重要になる。対策を意思決定するために必要な情報(この情報とは災害情報だけではなく,付帯的に事後に発生する情報,例えば病院の収容数や災害活動可能な人数等も含む)を迅速に収集し,意思決定者で共有する。

図_RECONADシステム構成