マルチメディア通信の共同利用実験を受けて1997年４月からスタートしたATM伝送方式を用いた高速広帯域のNTTの国内専用線サービス。

情報量や通信速度が異なる音声，データ，映像等の様々な情報を１つに統合して高速通信を可能にした，NTTが提供する次世代の通信サービス。本サービスは，ATM方式のVP（Virtual Path）を用いて最小0.5 Mbit/s～最大135 Mbit/sまでの広帯域な速度を提供し，契約速度は最小0.5 Mbit/sを除いて1 Mbit/sから135 Mbit/sまで1 Mbit/s単位に契約する。また，NTTの専用サービスが従来より提供していた高品質，全国同一料金，全国提供の考え方とは別に，「地域指定型」と「グレード化」をキーワードとして提供することとしている。

①　地域指定型：当面は政令指定都市等に提供地域を特定して提供し，その後は需要動向に応じて順次提供地域を拡大する。

②　グレード化：料金に応じたサービスのグレード化を図っていることを示している。