STM-1
STM-Level 1
STM-1は,ITU-Tによって勧告されている同期ディジタルハイアラーキの基本インタフェース。図にSTM-1のフレーム構造を示す。最初の9行×9列は,網運用管理情報やペイロード位置指定情報から構成されている。主信号(映像・音声等)は,10列目以降の9行×261列のペイロードと呼ばれる場所に収容される。STM-1レートは,フレーム周期が125 μsであることから,270(列)×9(行)×8(ビット)×1/125(μs)=155.52 Mbit/sとなる。ただし,符号化レートとして使用可能な値(チャネルレート)は,ペイロードの大きさと将来のATMの適用を考慮すると約130 Mbit/s程度に制限される。なお,ATMとの対比で用いられるSTM(Synchronous Transfer Mode)と,このSTM-1とを混同しないよう注意が必要である。