用語説明

STM-PDS方式

光化をスムーズに進めるために新しいサービスに対応していくのと同時に,電話をはじめとした既存サービスを経済的に光で巻き取っていくことが必要かつ有効な方法として開発された。

本システムは,電話,ISDN,1.5 Mbit/sまでの専用線サービス等,いわゆる低速系を中心としたサービスを提供する。通信には光ファイバを1心だけ用い,上り下りの信号を交互に伝送するいわゆるピンポン方式を採用することで,1.3 μmの単一波長での双方向伝送を実現した。伝送ビットレートとしては約50 Mbit/sであるが,ピンポン伝送のため実際の伝送容量はBチャネル換算で256チャネル(約16 Mbit/s)であり,最大32分岐使用時には1ONU当り平均8チャネル(B)の容量を割り当てることが可能(図)。

図_STM-PDSシステム構成