UWB
Ultra Wide Band
非常に広い周波数帯域を利用する電波利用技術のこと。もともと軍事技術(レーダ技術)開発を原点とし,2002年2月に米FCC(Federal Communications Commission:連邦通信委員会)が民生機器での利用に開放したことから,非常に注目を集め始めた技術。米FCCでは,10dB帯域幅が中心周波数の20%以上,または,500MHz以上のものと定義している。
UWBは,その名が示すとおり数GHz幅の非常に広い帯域を使用し(携帯電話や無線LANの利用帯域幅は1~数十MHz程度),帯域当りの送信出力を10mW/MHz程度と非常に低く抑えることで,数m程度と伝送距離を犠牲にしながらも,高速性(数百M~1Gbit/s)と低消費電力(数十mW)を実現する。