用語説明

腕時計形PHS電話機

NTTヒューマンインタフェース研究所(当時)が開発した腕時計タイプのPHS端末で,ハイテクモバイルコミュニケーションの一環として実現する。大きさは,30cc,45gと超小型(世界最小)。

本電話機の最大の特徴は,音声認識を適用した音声ダイヤル機能を実現し,小型化を進めるうえで大きな制約となる操作ボタン数の削減を行っている。音声ダイヤル機能とは,電話をかける際に,通話先の電話番号や,あらかじめ登録してある相手の名前(最大20件)を電話機に向かって発声すると,音声認識によりその音声を電話番号に変換する機能。

腕時計形PHS電話機は,①音声認識させる名前や数字をボタン操作で登録するタイプで登録された単語は誰の声でも認識する不特定話者音声認識,②登録する単語を使用者の声で吹き込むタイプで特定話者音声認識,の2種類がある。