アンテナで受信した電波を受信信号として増幅し,送受信装置へ電導する際に発生する雑音を抑えることを目的に(株)NTTドコモが開発した。本機は,高温超電導受信フィルタや極低温受信増幅器を屋外設置型受信機として携帯電話基地局に適用する場合,回路や冷凍機での発熱による装置の大型化が障害となっていたが,ヒートポンプを用いる新考案の「高効率排熱機構」,新開発の「超高効率極低温受信増幅器」,および「超小型高信頼冷凍機」を適用してこの問題を解決することで,超小型化と高感度化(1.5~2倍)が可能となる。