音響検査
音響を用いた検査技術。測定対象に何ら影響を与えない(非破壊である)。代表的な例としては,海中の魚の群れや障害物を探し出す魚群探知機,胎内の赤ちゃんの様子を見る超音波断層装置などが挙げられる。
管路の音響検査は,ダクト口に取り付けたスピーカから管路内に音波を入射し,その反射音波をマイクで観測することにより行う。音波を入射してから戻ってくるまでの時間を計測することにより,その反射位置を特定できる。また,反射音波の波形から管路内の断面変化の様子を推定することができ,入射波形と反射波形から管路の形状が求められる。