用語説明

京都メカニズム

京都議定書で温室効果ガス排出量に数値目標が課せられたOECD(Organization for Economic Cooperation and Development)加盟国(先進国)や経済移行国が,目標を達成するために利用することのできる柔軟措置の1つで,自国の温室効果ガス排出量が排出枠を上回った場合に,外国から排出枠を購入したり,外国で実施した温室効果ガス削減を自国の削減とみなすことができる仕組みのこと。

京都メカニズムは,共同実施(JI:Joint Implementation,京都議定書第6条で規定),クリーン開発メカニズム(CDM : Clean Development Mechanism,京都議定書第12条で規定),および排出量取引(ET:Emission Trading,京都議定書第17条で規定)の3つを総称したもの。