携帯・自動車電話サービス(セル方式)
1979年12月,東京23区でスタートした。当初は自動車電話のみのサービスであったが,サービスエリアの拡大や携帯電話の登場(1987年)等で,初年度1,500程度であった加入者数は徐々に増加した。初期導入したシステムは大都市への導入を目的としたシステムであり,システムの全国展開を図るために,地方都市への導入を主眼として経済化システムの開発が進められた。
本システムは1982年に広島,仙台,岐阜への導入を皮切りに全国展開され,1984年には初期導入したシステムを含め,エリアの連続性を確保した全国広域サービスが提供された。一方,東京や大阪等の大都市圏では加入者の増加により従来のシステムでは加入者収容能力の点で限界に近づきつつあったが,1988年に加入者収容能力を向上させた大容量方式へ移行することになった。