「建造物その他の工作物を製作ないし施工するため，その材料，構造，規模，形態，配置，性能，費用等について計画し，これを図面その他に表示すること」と建築学会で定義されている。

建築設計におけるプロセスは，以下の３つで構成されている。

①　基本設計：建築主の要望にこたえ，敷地周辺環境の調査から建物計画を行い，費用・工期を概算し，基本設計図書をまとめていく業務。

②　実施設計：施主に承認を得た基本設計図書を詳細な仕様について明確にし，建設施工会社と契約するための設計図書を作成する業務（この段階で行政庁に建築確認申請等の法的手続きを行う）。

③　設計監理：建物を施工する際に，設計図書に記述のある要求を確保するための安全衛生・工程・コスト・品質管理が確実に実行されているか確認する業務。