石英ガラス光ファイバの光損失は,石英固有の特性から波長1.5 mm帯で最も小さくなるため,この波長帯を使用した光伝送方式は1.3 mm帯伝送方式に比べて,中継間隔の大幅な長スパン化が可能となる(1.5 mm帯光伝送方式では中継間隔は最大80 km)。また光ファイバの屈折率分布は,波長分散特性,曲げ特性,接続特性等を考慮して,図に示すようにコア部分屈折率が段階状に変化する構造としている。