コンバインドサイクルCGS
エンジンの発電による電気とともに,排ガスの熱を回収し,蒸気タービンを回すことによりエネルギーを利用しやすい電気の形で取り出す方式(図)。
コンバインドサイクルCGSは,電気を主体に供給するものであり,電力需要が大きく,熱需要が少ない建物に適している。
具体的には,
① 電力需要が大きく,熱需要(冷暖房,給湯等)が比較的小さい建物
② 空調設備が個別化(パッケージ型,ヒートポンプ方式等)されている建物
③ 空調設備の更改が完了したばかりの建物
④ 既設ビルで排熱利用設備への更改,または新設が困難な建物
等が導入対象となる。
また,従来,大規模発電容量の領域(約8,000 kW~20万kW程度)には適用されていたが小規模発電容量の領域(1,000,1,500 kW)においても研究開発した結果,高効率で適用することが可能となった。