用語説明

コンピュータウイルス

コンピュータシステムやコンピュータネットワークに対して,故意に損害を与えるプログラムのこと。コンピュータウイルスは,伝染病と同じように,伝染・潜伏・発病という過程を繰り返し蔓延し,猛威を振るう。他のプログラムやシステムへウイルスプログラムをコピーすることにより伝染し,そこでコピーしたウイルスプログラムを起動することで発病する。ウイルスには,自分を複製する機能と,複製したプログラムを走らせる機能の2つがある。ウイルスの伝染・潜伏・発病という過程は,プログラムがデータとして扱われ,あるいは,逆にデータがプログラムとして扱われるという機構から構成されている。このようなコンピュータウイルスの広がりとともに,これを退治するワクチンプログラムも数多く市販されている。

◆ 《ミューテーション型》

感染のたびにその姿を変化させる「突然変異型」のコンピュータウイルス。