高速モデム
パソコン通信初期の頃のモデムは,通信速度は1,200~2,400 bit/sのものが主流だったが,その後エラー訂正/データ圧縮通信(実際の速度はそのままだが,データを圧縮して送信するため,見かけ上最大で9,600 bit/s程度の通信速度が得られる)を持つ型が主流となった。最近では54 kbit/sの通信機能を持ち,さらにFAXの送受信機能を持つものが主流になりつつある。モデムの通信速度が高いほど,より快適なパソコン通信サービスを受けることができる。またフリーソフトの送受信にかかる時間も短くなるので,サービス料と電話代を節約することができる。ただし,パソコン通信センタや中継ネットワークの負荷が高い場合は,高速モデムが実力を発揮できない場合がある。