サニャック干渉計
ループを伝搬する右回り光と左回りの光を干渉させる装置。光の干渉計の一種で,光を2分割する2入力×2出力のカップラと,その2つの出力ポートを結ぶ光(ファイバ)ループより構成される。一方の入力ポートより入射した光はカップラにて2分岐され,光ループを互いに逆回りに伝搬した後,再び,3dBカップラに戻り,干渉する。2分岐された光の位相が同じ場合に,入力と同じポートより出力し,位相が光波長の1/2相当異なる場合に,もう一方の入力ポートから出力する。光ファイバループ中の非線形光学効果を利用して右回り光と左回り光の位相を制御することにより,超高速な光スイッチや光論理素子として動作させることができる。