用語説明

電波暗室

電子機器が発生する電磁波ノイズを正確にキャッチし,測定するための施設である。暗室の周囲外壁には鉄板をはじめとする電波遮蔽材を使用,外部電波の進入を防ぐ一方,内壁には電波を吸収する発砲スチロールやポリウレタン,フェライトなどの物質を使用して,電波の反射を防止してノイズを測定する。電波機器が引き起こす電磁波障害に関しては,1986年,電磁波障害自主規制協議会が発足し,自主規制のためのルールもでき,工業用機器から始まっていて,現在では民生用機器まで,器についても規制枠が拡大している。