CT/RT方式
Central Terminal/Remote Terminal
アナログ電話やINSネット64等の低速系サービスを経済的に提供する光加入者線多重伝送方式。NTT設備センタ内の交換機に隣接して設置されるCTとお客さまビルあるいは屋外(Box,地上,柱上)等に設置されるRTから構成されCT/RT間は光ファイバを使った多重伝送方式により通信サービスを提供する。都市部におけるビル建設,地域開発等に伴って生ずる新規需要への即応と,過疎地における小規模需要のお客さまをD70形自動交換機設置局へ遠隔収容(図)。
◆ 《光アクセスシステム〔FALCON(Fiber Access System for Local Communication Network):CT/RTシステム〕》
電話およびINSネット64等を光ファイバとお客さまビル等に設置したRTにより多重伝送する装置。
◆ 《大容量CT/RT》
従来の中容量CT/RT(32Mタイプ)の約4倍の収容加入数を実現したCT/RT(光加入者線多重伝送方式)。CT(Central Terminal)にアナログ電話とINSネット64の信号の多重分離機能を有することによりD70交換機における半固定パス(回線交換は行わない固定パスであるが設定変更が可能)の設定が不要となる。
◆ 《小容量CT/RT》
小容量タイプのCT/RT(光加入者線多重伝送方式)。現行中容量CT/RT(32Mタイプ)よりさらに小規模な需要(アナログ電話:32加入,INSネット64:8加入,低速専用線:6回線)に対応可能。
◆ 《CTTST》
端局監視試験装置。CT/RTを用いた光加入者網において,CTの監視試験を行うユニットで,D70交換機のMISC架に搭載する。
◆ 《RTTST》
遠隔監視試験装置。CT/RTを用いた光加入者網において,お客さまビルあるいはNTTビルにRTとともに設置され,新試験台システム(SULTS)からRT~お客さま電話機間のメタリック加入者線や電話機等の試験を行う装置。