用語説明

ナビダイヤルサービス

1997年5月7日より提供を開始した,一般の電話番号ではなく,新しい特定の番号(0570-××××××)を利用して,サービス契約者が任意に指定する地域からの発信を,サービス契約者が指定する任意の受付先に発信者課金で接続できるサービス。

「ナビダイヤル」というサービス名称は,本来の着信先の回線が話し中の場合,他の着信先に接続したり,ある着信先は営業時間外には営業中の他の着信先に接続する機能等,NTTのネットワークによって発信者を着信先(目的地)まで誘導(ナビゲート)するという意味でつけた。

本サービスでは,全国の複数の事業所で,共通の番号が利用でき(複数拠点共通番号),ある事業所の回線が話し中でつながらないときには,自動的に回線の空いている他の事業所に接続する機能(話中時迂回)や,契約者があらかじめ指定した比率に従って複数の事業所に振り分けて接続する機能(振り分け接続)等を実現している。

また,「ナビダイヤルサービス」は「ダイヤルQ²サービス」とネットワーク基盤を共有している。「ダイヤQ²サービス」は広島に網サービス管理局(NSSP:Network Service Support Point)を札幌と広島に網サービス制御局(NSP:Network Service Control Point)を配備してサービスを実現しているが,本サービスはこれらの設備のうち,広島のNSSPと札幌のNSP#1を「ダイヤルQ²サービス」と共有することによりサービスを実現している。