ネットワークのオープン性の確保
1985年の電気通信の自由化以来,多くの電気通信事業者によって多種多様な電気通信サービスが提供されており,お客さまにとっても事業者間の競争によるサービスの多様化・高度化といったメリットを享受できる機会が増加している。この中で二種事業者のほとんどはNTTの電話回線等を利用してサービスを提供しているが,今後も二種事業者が多様で,かつ付加価値の高いサービスを提供していくためには公正な競争条件の下でNTTのネットワークを利用し,そのネットワークの機能を十分に活用できるようにしておく必要があり,世界各国においても例えば米国におけるONA(Open Network Architecture)や欧州におけるONP(Open Network Provision)などの政策に代表されるように,今後の電気通信市場全体の普及・発展に必要不可欠なものと考えられ進められている。