半導体指紋センサ
十数ミリ角の半導体の表面に指が触れると指紋を電気的なデータとして読み取る部品。
半導体センサ表面には,その表面が絶縁体で被覆されているセンサプレートという電極が設置されている(図)。指紋には凹凸があり,指表面が半導体センサに接触した場合,指紋の凸部分は,半導体センサ表面に接触し,凹部分は接触しない。半導体センサでは,センサプレートと指紋表面の凹凸の距離に対応した静電容量を検出する。指紋の凹と凸部分では容量値が異なるので,この容量値を電気信号に変換し,さらに白と黒の点からなる画像処理をすると指紋画像が生成される。このような方式の半導体センサを容量型センサと呼ぶ。