光変調器
光通信において情報を信号に変化させるための機器である。変化させるのは光の強度,周波数,位相等,光信号に情報を伝達させる光ファイバ通信や光情報処理システムに必要な機器で,レーザ等光源内で信号変化をする方式と,光源の外に変調器を取り付ける方式との2種類がある。変調器の中心部は非線形光学素材と呼ばれる結晶材である。リン酸二水素カリウムやニオプ酸リチウムの結晶回路に電圧を加えると光の屈折率が変化することから,信号の位相を変化させて情報を送る。また光の波面が揃った状態(偏光)を変えることで,光の強度を制御し,信号として伝達する。大容量の画像・音声情報を1回線でまとめて伝送するには,超高速の変調器が不可欠である。