Flyash
火力発電所等で石炭を燃焼させた際,石炭灰が発生する。この発生した石炭灰を電気集塵機により補集して得られる,粒径の小さな灰がフライアッシュである。コンクリート分野で一部有効利用されているが,総排出量の約55%は産業廃棄物として埋立処分されている。アルカリ水の中ではポゾラン反応(ケイ酸質物質で,それ自身では固定しないが,水の存在下で,常温において石炭,セメント等と反応し,低溶解度の化合物を生じ固化する反応)により自硬化する特性を有している。