光ファイバとLSIの製造技術を組み合わせて作成される石英系の平面光集積回路。基幹回線を通ってきた光信号を各家庭に分配したり，各家庭から発せられた光信号を基幹回線に統合したり，多重化された光信号の中から必要な光信号を取り出したりといった処理を光のままで行うために使用される。シリコン基板上に石英の層を形成し，その中にゲルマニウム（Ge）を添加（ドープ）して，石英より屈折率の高い導波路と呼ばれる光の伝わる道をつくり込み，光のままで光信号の分岐や結合といった処理を光のままで行う。