計算機故障時の予備計算機への切替を高速化するため,あらかじめ予備計算機で初期値を設定し,計算機故障に備える方式のこと。2台のCPU(中央演算処理装置)モジュールのうち,一方のみが現用系として動作しており,他方のCPUモジュールは予備系として待機している。現用系CPUモジュールで故障が発生すると,直ちに予備系CPUモジュールが現用系として動作を開始し,故障したCPUモジュールで行っていた処理を引き継いで実行する。