アンプ（増幅器）に入射する信号光量が大きくなるほど，光ファイバアンプの利得は低下していく（この現象は電気のアンプでも生じ，飽和現象と呼ばれている）。飽和光出力とは，このように比較的強い信号光入力に対して，光アンプがどの程度の利得を有し，かつ光アンプの出力端からどの程度の信号光出力が取り出せるかを示す値。光送信側で出力を増大させるブースアンプでは，高い光入レベルを扱うため，増幅時の飽和光出力が高いことが必要。