マルチエージェントシステム
複数の自律的なエージェントが協調して動作し,全体として何かの問題解決をしたり知的な振舞いをするようなシステムで,それぞれのエージェントが異なる知識,状況の下で相互に通信しながら問題を解決する。
◆ 《協調プロトコル》
マルチエージェントシステムを実際に構築するために,それぞれの応用領域に応じて,具体的にどのように協調するかを取り決めておく必要があり,このような取決めを協調プロトコルと呼ぶ。
代表的な協調プロトコルとして,エージェント間で仕事の分配を決める契約ネットプロトコルがある。協調プロトコルは応用ごとに決める必要があるので,これを記述する言語が必要となる。例としては米国の知識共有プロジェクトで提案されたKQML等がある。