マルチモーダル
ある意味を伝達する場合に字体や色の選択等,様々な伝達の仕方が組み合わされていることをマルチモーダルといい,それぞれの伝達の仕方をモードという。
例として,図のようなラベルが何かに貼られていたとする。ラベルは話さないから,このラベルの情報は画像メディアだけによって伝達されているといえる。ところが,ここでは様々な仕方で情報が伝達されている。その意味でマルチモーダルな伝達がなされている。まず,明らかに日本語という意味伝達の規約に従って,「危険」という意味が伝達されている。次に,ゴシック体の大きな活字が用いられている。これは一般に重要な情報であるということを伝達する際に用いられる規約である。さらに,このラベルの文字色にはどのようなものがふさわしいと尋ねれば,ほとんどの人が赤か黒かと答える,などのことをマルチモーダルという。
◆ 《データグローブ》
手の形状を計算機に入力するための装置で,手袋のような形をしている。そこに磁気センサや曲げセンサ等が取り付けられており,指関節の曲がり角度等の情報が取得される。