未来型コミュニケーション技術
コンピュータやネットワークを使いこなすための情報技術(IT)であり,欲しい情報,伝えたい情報を「快適に,便利に,安全に,安心して」やり取りするためのもの。中心は,メディア情報処理と知能情報処理で構成されるパーソナル・コミュニケーションと社会情報を扱うソーシャル・コミュニケーションである(図)。
(1) パーソナル・コミュニケーション技術
「見る」「聞く」「話す」等のメディア情報処理,「考える」「理解する」「翻訳する」「推論する」「連想する」等の知能情報処理をコンピュータで実現する。
(2) ソーシャル・コミュニケーション
「集団」「社会」のレベルを対象とし,人々が必要な情報を共有できることはもちろん,情報そのものが自ら人々に働きかけ,人と人を結びつけ,新しいコミュニティを形成する社会情報処理の研究を推進している。
◆《コミュニティ・オーガナイザ
》
共通の興味や関心を持つ人々が,ネットワーク上で集い,話し合う「場」であるコミュニティの形成支援を目的とする。