メタル心線コネクタ取付装置
手作業により行われているコネクタ作業を見直し,作業者に最も負担のかかる工程,作業誤りの原因となる工程,および熟練度により能率差の発生する工程等を機械化した装置。
主な特徴と効果は,①単純な繰り返し作業を自動化し,作業者の負担を軽くする,②誤りの発生しやすい工程を自動化することにより品質の向上を図る,③カラーセンサ等を用いた心線の新しい色識別技術を採用し,手直し作業の解消を図る,等がある。
地下メタリックケーブルの接続は,1987年にPATコネクタが導入され,従来の手ひねり半田上げに比べ,効率化と高いスキルを要する作業が解消された。またPATコネクタは着脱機構による接続形態のため,従来接続作業ごとに行っていた心線の切り詰めも解消され,設備として運用上の融通性も向上している。しかし,地下ケーブルは一般的に多対であることなどから,繰返し工程の軽減による作業者の苦痛緩和,および一層の熟練解消,効率化が求められていた。