リバランシング
黒字分野の料金を下げ,赤字分野の料金を引き上げることにより料金体系のバランスをとることをいう。NTTの現在の料金体系は,基本的には独占を前提とした電電公社時代の料金を継承しており,競争となっている市外通話の黒字で基盤的なローカルサービス(基本料,市内通話料,番号案内料および公衆電話料)の赤字を補填するという構造的な問題を抱えている。料金リバランシングとは,公正競争の推進,基盤的サービスの確保,受益者負担の徹底などの可燃から,こうしたサービス間の収支構造上のアンバランスを改善し,コスト構造に見合った料金体系に是正することをいう。