用語説明

リルーチング方式

呼設定時に接続途上で経由した交換機で,すでに接続されてきた前位の交換機から別の経路での接続が望ましいと判断した場合,回線を解放しながら前位交換機に戻り,新たな経路で接続する方式。長距離系NCCのVPN(仮想専用線網)サービスについてNTTとの間で協議し決定された接続方式。長距離系NCCのVPNサービスを利用するお客さまの呼は,図のようにいったんNCCまで接続し,そこで接続先が県間か県内かを判別して県内であればNTT網内に折り返してきて,発信LSでつなぎ替える(これをリルーチングと呼ぶ)。この方法では,つなぎ替えた呼が通話できたか,どのくらい通話したかなどNCCでは分からない。これに対して信号網接続方式は,発信LSから信号網を使いNCCに着信先をまず尋ね,その結果が県間であればNCCに接続し,県内であればNTT網内で接続する。そして県内通話の結果は,通話終了後に直ちにNCCに信号網経由で知らせることが可能である。

図_新サービスのための信号網接続(リルーチング方式)