用語説明

話者認識

音声に含まれる発声者の特徴を用いて,コンピュータなどにより誰の声であるかを自動的に判定すること。話者認識は,車や建物の鍵,電話によるバンキング・買物・情報案内サービス,音声メール・コンピュータのリモートアクセスなどへの応用が考えられており,カードや暗唱番号に比べて,より利便性が高く,よりセキュリティの高いシステムを提供できる。話者認識では,各話者に幾つかの単語や文章を発声してもらい,その音声波形から話者の特徴を抽出する。次に,新たに発生された話者を認識する場合は,その特徴と登録されている各話者の標準パターンあるいはモデルとの類似度を調べて同一の話者によるものかどうか判定する。