EDI(電子データ交換)
Electronic Data Interchange
コンピュータネットワークを介して電子的に受注,発注,輸送等のビジネス文書をやり取りするシステム。主に企業間の取引においてやり取りされる見積書・発注書・請求書等の文書を電子化し,その電子情報を通信回線を利用してコンピュータ間で直接交換する。サービスの迅速な提供やデータの再投入を避けることでコスト低減が可能となる。EDIの導入により,企業は以下のような効果を上げることができる。
・ 受発注処理にかかわる稼働を削減できる(コスト削減)。
・ 処理の迅速化により,リードタイムを短縮できる(顧客サービス向上)。
・ 受発注処理に伴うミスを削減できる。
業界ごとに様々なメッセージ標準が存在するが,国内標準の米国のANSI X12と日本のCII標準や国際標準を目指すEDIFACTなどに統一化されつつある。
◆ 《B-EDI(Billing Information Electronic Data Interchange)》
電話料金の請求情報をお客さまへオンラインでデータ転送するサービスのこと。NTTでは,1992年4月からサービスを開始している。電話料金請求情報をCUSTOMもしくは集約型料金処理システムからNTTメール網を通じてお客さまのメールボックスへ転送する。お客さまは,料金請求情報のデータを直接情報処理等に活用することが可能となる。