用語説明

FOMA(フォーマ)

Freedom Of Mobile multimedia Access

(株)NTTドコモが世界に先駆けて導入した第3世代通信移動サービス。FOMAとは,2001年5月30日に試験サービスを開始した第3世代移動通信方式(IMT-2000:International Mobile Telecommunications-2000)のサービス名称。

FOMAは,Freedom Of Mobile multimedia Access(自由なモバイルマルチメディアへのアクセス)の頭文字4字から構成される造語で,W-CDMA方式がもたらす新世代の移動通信環境のもとで,さまざまなマルチメディア通信を通じて,「いつでも,どこでも,誰とでも,どんな情報にでも」自由自在にアクセスできるモバイルコミュニケーションの理想に限りなく近づいていこうとする意志を表している。

また,FOMAのFにはFrontier(モバイル・フロンティアへの挑戦),Future(モバイル通信の未来型),Flexible(フレキシブルなモバイル通信)といったW-CDMAの可能性を表す意味も含まれている。

IMT-2000は,西暦2000年ごろのサービス開始を目指すこと,使用周波数帯が2000MHz帯であること,そして最大伝送速度が2000kbit/sすなわち2Mbit/sであることが,その名の由来となっている。

IMT-2000におけるネットワークサービスは,以下のとおり。

(1) ショートメッセージサービス(SMS)

限られたデータ容量の文字メッセージ(ショートメッセージ)を第3世代移動端末間で送受信するサービス。

(2) マルチアクセス

回線交換呼(音声)とパケット交換呼を同時通信可能とすることで,よりフレキシブルな通信手段を提供し,ユーザ利便性向上および移動通信の利用領域拡大を図ることを目的としたサービス。本サービスによって,通話中でもiモードTMを利用して移動端末のブラウザ機能で情報検索ができる。

※関連用語(キーワード)