ICカード
1974年にフランスのローラン・モレノ氏によって発明され,1980年代になって製品化された。磁気カードに比べ,メモリ容量が多く,1枚のカードで種々のサービスに利用できる。ICカードは,磁気カードに比べメモリ容量が大きいことが特徴で,CPUを内蔵したものと,メモリICのみを内蔵したものに大別される。
◆ 《CPU付きICカード》
判断・演算機能があることから,欧米ではスマートカード(賢いカード)と呼ばれることがある。メモリ容量は,磁気カード相当の容量から100倍の容量まで(0.1 kbyteから8 kbyte),メモリ種類は,追記のみのもの(EPROM)と書換えができるもの(EEPROM)とがある。CPU内蔵のICカードのうち世界的に普及しているのは,端子付ICカードで,リーダ/ライタと信号をやりとりする金属端子がカード表面にある。