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5月号 2015 Vol. 13 No. 5

English

Feature Articles: Movable and Deployable ICT Resource Unit―Architecture for Quickly Responding to Unexpected ICT Demand

■ 概要
2011年の東日本大震災では、電話をはじめとするICTサービスを利用できない期間、場所が相当数発生し、社会問題化しました。NTT未来ねっと研究所は、この問題の解決につながる方式として移動式ICTユニット方式を新たに提案しました。提案方式は、ICTサービス提供に必要なリソースを可搬型のユニットに収容し、被災地へいち早く展開することでサービスの即時提供を可能とするものです。本稿では、提案方式の全体概要、その実現に向けた研究開発プロジェクトを紹介します。
■ 概要
NTT未来ねっと研究所では、大規模災害時にICT環境の即時回復を可能にする移動式ICTユニットの研究開発に取り組んでいます。本稿では、M2M無線アクセスを制御網として活用し、移動式ICTユニットの周囲の無線LANアクセスポイントを中継接続して無線アクセスネットワークを迅速かつ柔軟に構築する無線アクセスネットワーク構成技術について紹介します。
■ 概要
被災地に移動式ICTユニットを設置し、ユニット周辺で被災者どうしの通信を確立するなど、局所的に情報通信サービスを開始した後、次に被災地で要望されるのは被災地外との通信と考えられます。NTT未来ねっと研究所では、被災を免れた地下光ファイバケーブルの両端にデジタルコヒーレント方式の100Gbit/s光送受信機をつなぎ、移動式ICTユニットと被災地外の広域・基幹ネットワークとの接続を確立することを提案しています。
■ 概要
NTT未来ねっと研究所では、大規模災害時にICT環境の即時回復を可能にする移動式ICTユニットの研究開発に取り組んでいます。本稿では、震災時のリソースが限定された環境で、テキスト、画像・映像などのアプリケーション情報を閲覧・共有する移動式ICTユニットのメディアストレージ技術について紹介します。
■ 概要
NTT未来ねっと研究所では、大規模災害時にICT環境の即時回復を可能にする移動式ICTユニットの研究開発に取り組んでいます。本稿では、移動式ICTユニットの研究開発において、災害時に役立つICTサービスとして開発した被災地での通話手段を即時復旧させる災害用IP-PBX(Internet Protocol-based Private Branch eXchange)と、被災者の安否情報収集を迅速化する被災者データ収集システムについて紹介します。
■ 概要
2013年11月にフィリピンを襲った巨大台風ハイヤンにより、セブ島San Remigio市付近のネットワークが壊滅的な被害を受けました。本稿では、ITU・日本政府・フィリピン政府の3者およびNTTグループを含む日比のパートナが互いに協力してSan Remigio市にICTユニットを設置・実証実験に着手した模様と、ICTユニットの標準化に向けた取り組みを紹介します。

Regular Articles

■ 概要
近年テレコム・データコム用通信機器向けの大規模光集積回路に注目が集まっています。NTTは、大規模集積に適した横方向p-i-n構造を有するIII-V族半導体薄膜光デバイスの開発を進めています。本稿では、集積光送信器に適用可能なInP基板上横注入型レーザと変調器、またSiO2/Si基板上の薄膜レーザを紹介します。

Global Standardization Activities

■ 概要
2014年10月27〜31日の日程で、W3C TPAC2014が米国シリコンバレーのサンタクララで開催されました。2014年はWeb誕生から25周年、W3C創設から20周年というアニバーサリーイヤーでもあり、このタイミングに合わせ10月28日(米国)にHTML5がW3Cより正式に勧告として公開されました。ここでは、W3C TPAC2014の様子やHTML5正式勧告について紹介します。

New NTT Colleagues

External Awards/Papers Published in Technical Journals and Conference Proceedings

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