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3月号 2017 Vol. 15 No. 3

English

Feature Articles: Wireless Access Technology to Meet Diverse Needs from IoT/M2M to Broadband

■ 概要
携帯電話やスマートフォンなど人々の日常生活における無線利用に加え、IoT(Internet of Things)の進展で社会のさまざまな産業にてモノの無線利用が広がる将来では、多様な周波数帯の無線通信を利用していくことが重要です。これまでに利用されてきた周波数帯の効率的利用とともに、未開拓のEHF帯(ミリ波)の利用が検討されています。本稿では、第5世代移動通信システム(5G)をめざした取り組み、無線LANの高度化に関する取り組み、あらゆる分野に利用されるIoTに向けた取り組みを紹介します。
■ 概要
現在、2020年もしくはそれより早いタイミングでの第5世代移動通信システム(5G)の導入への期待が世界的に高まっており、各国で5Gの実証実験に向けた活動が盛んに行われています。また、移動通信システムの標準化団体である3GPP(3rd Generation Partnership Project)において、2015年9月に5Gのワークショップ(3GPP RAN Workshop on 5G)が開催され、これを皮切りに5Gの新無線インタフェース規格についての標準化議論が開始されています。本稿では、2020年までの5G導入に向けたアプローチと標準化動向について紹介します。
■ 概要
NTTアクセスサービスシステム研究所では、家庭や企業、公共スペースなどで普及が進む無線LAN技術の研究開発に取り組んでいます。本稿では無線LANの標準化動向、スタジアムなどの高密度無線LAN環境において干渉問題を解決する協調無線LAN技術、および第5世代移動通信システム(5G)の実現に向けたセルラ網への無線LANの融合について紹介します。
■ 概要
現在、さまざまなモノがインターネットに接続するIoT(Internet of Things)が注目されています。NTTではこれまでIoTサービスの実現に向けて、研究開発や実証実験などさまざまな取り組みを行っています。本稿ではIoT/M2M(Machine to Machine)サービスの要求条件および近年注目を集めているLPWA(Low Power Wide Area)の概要について述べるとともに、NTT西日本で実施中のLPWAを活用したフィールドトライアルと、NTT未来ねっと研究所で取り組んでいる広域・高収容な無線中継システムについて紹介します。
■ 概要
IoT(Internet of Things)に向けた無線通信システムとして、機器が取得した動画データなどを瞬時転送する大容量化とともに、瞬時の遠隔制御が可能な低遅延・高信頼化が必要です。本稿ではその実現に向けた、新たな周波数帯の活用と無線技術について、NTT未来ねっと研究所の取り組みを紹介します。

Regular Articles

■ 概要
ビジネスの成功や業務の円滑化のためには、人に対する気持ち(対人感情)を把握することが重要となります。私たちは、本人に直接聞くことなく、周辺のできるだけ少ないデータから対人感情を予測することを目標にし、研究を進めていいます。本稿では、対人感情変化モデルと2つの新しい分析手法を提案します。これらは、最大90%のデータが欠損していたり、短い期間でデータを集めにくい環境であっても分析できる手法です。また、実際の職場データをもとにイベント毎にどのように対人感情が変化するかの予測を可視化しましたので報告します。

Global Standardization Activities

■ 概要
2016年10月25日〜11月3日までチュニジア ヤスミン・ハマメットで世界電気通信標準化総会(WTSA-16)が開催されました。ここではWTSA-16の概要をそこで議論されたトピックとともに紹介します。

External Awards/Papers Published in Technical Journals and Conference Proceedings
外部での受賞もしくは投稿した論文の抄録

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