To view PDF files

You need Adobe Reader 7.0 or later in order to read PDF files on this site.
If Adobe Reader is not installed on your computer, click the button below and go to the download site.

3月号 2018 Vol. 16 No. 3

English

Feature Articles: Research and Development in Sports Brain Science

■ 概要
スポーツの試合では、状況把握や相手との駆け引き、プレッシャー下での瞬時の意思決定をはじめとするさまざまな脳機能が勝負の鍵を握ります。しかもその大半は、本人も自覚できない「潜在的」な脳機能です。2017年1月に発足したNTTスポーツ脳科学プロジェクトでは、トップアスリートの優れた潜在脳機能を解明して勝つための要因を特定し、それに基づいて実際にアスリートのパフォーマンスを向上させることをめざして研究を進めています。
■ 概要
スポーツ脳科学プロジェクトはアスリートとの協働なしには成り立ちません。NTT研究所では、研究による新たな知見の創出と選手のパフォーマンス強化を両立し、研究者とアスリートそれぞれにメリットとなるプロジェクトをめざした取り組みを行っています。本稿では研究設備の側面から紹介します。
■ 概要
野球のバッティングでは、投手がボールをリリースしてから打者の手元に到達するまでの時間は、わずか500 ms程度しかありません。NTTコミュニケーション科学基礎研究所では、このような極めて短い時間の中で無自覚的に遂行される困難な運動を、優れたアスリートがどのようにして達成しているのかに関する脳の情報処理の仕組みについて解明しようとしています。本稿では、実際の投手−打者対戦時の運動解析技術を通じて明らかとなったバッティングの脳情報処理の時間構造について紹介します。
■ 概要
多くのスポーツでビデオなどを活用して試合前に相手のことを分析しています。ビデオは、試合中の選手の位置とは異なる視点から、単眼で撮影されるため、実際の試合での体験とは異なります。NTTでは、試合を阻害しない位置から撮影・計測した情報に基づいて、試合中の選手の一人称視点を合成し体験できるVR(Virtual Reality)イメージトレーニングシステムを開発しました。本稿では、本システムの概要とプロ野球チームとのトライアルによる効果検証について紹介します。

Regular Articles

■ 概要
NTTアクセスサービスシステム研究所では、通信ビルから各お客さま宅までの所外光スプリッタを超えた分岐光ファイバ区間の測定を可能にする分岐光ファイバ損失測定技術を開発しました。ここでは、開発した分岐光ファイバ損失測定技術の概要、特徴とこれを用いた所外光設備の保守運用への応用について紹介します。
■ 概要
近年、データセンタなどにおいて建物内の通信機器間のデータ転送速度が高速化しており、その通信配線において多心光コネクタの利用が拡大しています。特にシングルモード光ファイバ(SMF:Single Mode Fiber)用の12心MPO(Multi-fiber Push On)コネクタは、今後、広く利用されることが予想されますが、その適正な調達には公正な検査方法が必要です。ここでは、公正な検査基準として開発した高精度SMF用12心MPOコネクタについて紹介します。

Global Standardization Activities

■ 概要
第21回世界電気通信標準化協調会議(GSC: Global Standards Collaboration)が2017年9月26〜27日までオーストリア・ウイーンで開催されました。GSC会合は、各標準化機関(SDO: Standards Developing Organization)間の活動の情報共有や活動の重複を回避した標準化活動の促進を目的としており、今回は11のSDOから計76名が参加して行われました。今回の戦略トピックスは、AI(Artificial Intelligence)とスマートシティについて議論されました。

External Awards/Papers Published in Technical Journals and Conference Proceedings
外部での受賞もしくは投稿した論文の抄録

↑ TOP