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9月号 2023 Vol. 21 No. 9

English

View from the Top

■ 概要
徹底したESG経営の下、再生可能エネルギーのポテンシャルを最大限に引き出し、地球にやさしい経済活動を推進するNTTアノードエナジー。エネルギー分野における新しいプレーヤーとして、NTTグループの環境負荷低減の取り組みを牽引しています。フラットでスピードある組織運営でエネルギー事業に挑む岸本照之NTTアノードエナジー代表取締役社長に、主力事業とトップとしての心構えを伺いました。

Front-line Researchers

■ 概要
リモート会議の普及やメタバースという言葉がメディアを賑わせるようになってくることに伴い、映像と音声を活用したコミュニケーションに社会の注目が集まるようになってきました。こうしたコミュニケーションにおいては、映像に関心が高まる傾向にありますが、臨場感をはじめとして音声が大きな役割を果たしています。音声・音響コミュニケーションの研究に長期にわたり取り組み、「伝えたい音・聴きたい音」を選択的に伝える等、「自然で高機能な音声音響コミュニケーション技術の研究と標準化」を新テーマに研究を行っているNTTコミュニケーション科学基礎研究所 原田登上席特別研究員に研究のめざす方向、研究成果、国際標準化活動と研究者としての姿勢・考え方を伺いました。

Rising Researchers

■ 概要
近年のICTの発展はめざましく、通信トラフィック量は飛躍的に増加しています。こうした通信を支える既存の光ファイバの容量限界は1本当り100Tbit/s程度であり、これを用いた伝送システムにはやがて限界に達することが予測されています。今回は「空間多重光ファイバ伝送路技術」を用いて光伝送容量を大幅に拡大させ、通信容量問題の研究に取り組む松井隆特別研究員にお話を聞きました。

Feature Articles: Launch of APN IOWN1.0 Service

■ 概要
2023年3月、IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)を構成する主要な技術分野の1つである、オールフォトニクス・ネットワーク(APN:All-Photonics Network)のサービスをAPN IOWN1.0としてNTT東日本・西日本より提供開始しました。APN IOWN1.0は「超低遅延」の価値を提供するとともに、マイクロ秒単位の遅延可視化・調整を可能としています。本稿では、サービス開始したAPNのIOWN構想における位置付けや提供価値、代表的なユースケース、サービス概要について紹介します。
■ 概要
NTT東日本は、IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想の実現に向けた初めての商用サービスとして、APN IOWN1.0を2023年3月16日から提供を開始しました。本稿では、NTT東日本がIOWNに取り組む意義やサービス提供に向けて「低遅延性」を活かした実証の取り組み、APN IOWN1.0の活用例について紹介するとともに、ユースケースの拡大に向けた取り組みや今後の展望についてお伝えします。
■ 概要
NTT西日本は、『「つなぐ」その先に「ひらく」あたらしい世界のトビラを』をパーパスとして掲げ、社会を取り巻く環境変化がもたらすさまざまな課題に対し、技術と知恵を磨き、新たな価値共創によって地域社会のさらなる発展に貢献することをめざしています。本稿ではNTTグループ全体で推進するIOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想の実現に向けた取り組みとして、特にオールフォトニクス・ネットワーク(APN:All-Photonics Network)に関して、ユースケースの創出およびAPN IOWN1.0としてのAPN商用サービスの提供に関する取り組みを紹介します。
■ 概要
IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)オールフォトニクス・ネットワーク(APN:All-Photonics Network)のサービスとして、通信遅延を自在に操る遅延マネージドネットワークというコンセプトを創出し、それらを具現化する「OTN Anywhere」装置の開発を進め、APN IOWN1.0を世にリリースしました。物理的な極限に迫る低遅延化を図ったうえで、ユーザの手元まで遅延揺らぎゼロのエンド・ツー・エンドの通信パスを設定、そして遅延の見える化、さらに、遅延の調整を可能としました。遅延マネージドネットワークによりさまざまなユースケースにおけるUX(User eXperience:ユーザ体験)を変革していきます。

Feature Articles: Keynote Speeches and Workshop Lectures at Tsukuba Forum 2023

■ 概要
本稿では、今年3月に商用サービスを開始したIOWN1.0の成果と、それに続くIOWN2.0、3.0、その先への未来について紹介します。本記事は、2023年5月17〜18日に開催された「つくばフォーラム2023」における、川添雄彦NTT代表取締役副社長の基調講演を基に構成したものです。
■ 概要
NTTは、メタルケーブルによる固定電話から、光ファイバを活用した通信に至るまで、アクセス設備の構築・保守を担いながらさまざまなサービスを提供してきました。その中で、NTTアクセスサービスシステム研究所では、それらアクセス系業務のデジタルトランスフォーメーションによる運用イノベーションをめざし、スマートエンジニアリング(設計・施工)やスマートメンテナンス(保守・運用)技術を研究開発しています。また、通信設備のアセット活用により、通信以外の分野も含めた新たな価値創造にもチャレンジしています。
■ 概要
NTT研究所ではデータ量の増加、消費電力の増加、ネットワーク遅延抑制といった課題を克服する技術開発に取り組んでいます。今回、そのために必要となる光アクセス基盤の研究開発を行うNTTアクセスサービスシステム研究所(AS研)光アクセス基盤プロジェクトから、ネットワークの低遅延・省電力化に資する研究開発技術を紹介します。
■ 概要
6G(第6世代移動通信システム)/IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想の実現に向けて、NTTアクセスサービスシステム研究所が検討を進めている無線技術を紹介します。私たちは、IOWN構想と6Gは同じ方向感であるととらえて、6G/IOWN構想の実現に向けた無線技術の研究開発を進めています。特に、光無線融合による高速大容量化、衛星通信を活用した上空方向でのカバレッジ拡大、無線技術の新たな適用領域拡大、さらには、共通的な課題である低消費電力化の観点からも検討を進めています。本稿では、これらの方向性に関する各技術とその展望について述べます。

Global Standardization Activities

■ 概要
第35回ASTAP(Asia-Pacific Telecommunity Standardization Program)総会がタイ王国の首都バンコクのロイヤルオーキッド・シェラトン・ホテル&タワーズで、2023年4月17〜20日の期間に開催され、翌日の21日には、第1回APT(Asia Pacific Telecommunity) WTSA(World Telecommunication Standardization Assembly)-24準備会合が開催されました。ここではそれぞれの会議の位置付けやそれぞれの主要な結果について報告します。

External Awards
外部での受賞

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