用語説明

IPアドレス

Internet Protocol

インターネットに接続するための電話番号に相当するもの。ネットワーク識別のためのアドレスで,TCP/IPの通信において,データの受信先や送信元を判別する。32 bitの長さを持つ。ネットワーク部とホスト部からなり,ネットワークの規模に合わせて,クラスA,B,Cがある。グローバル・アドレスはInterNICから割り当てられ,ユーザ側で書き込み登録する。32 bitという長さの限られたアドレスを全世界で重複のないように決定するので勝手に決めることはできない。世界各国のNIC(Network Information Center)に申請して取得する必要がある(図)。

◆ 《DNS(Domain Name System)サーバアドレス》

DNSサーバは,ホスト名・IPアドレスの対応表を持っており,インターネット上でアプリケーションを実行する際に必要な情報を提供するシステム。コンピュータ等に付与したIPアドレスと,ホスト名との対応付け等を行う「DNSサーバ」のIPアドレス。

◆ 《DNS(Domain Name System)検索》

インターネットでは各ホストをIPアドレスと呼ばれる32 bitの整数で識別しているが,利用者にとっては単なる数字よりも何らかの意味を持った名前の方が扱いやすい。そこで,ホスト名(ドメインネーム)をインターネット上でユニークに管理する方法としてドメインネームシステム(DNS)がつくり出された。利用者(クライアント)はDNSサーバへホスト名をキーにして問い合わせを行い,応答としてIPアドレスを取得する。この検索を行うためのプロトコルとしてUDPが使用されている。

図_IPアドレスの3つのクラス