コンセント回路に流れる負荷電流を計測し，過負荷にならないよう監視制御する知的分散制御ネットワークのこと。米国ECHELON社が開発し，全世界で1,200社以上が導入している。L_ONT_ALK™という，物理層からアプリケーション層までカバーする専用のプロトコルが内蔵されているニューロンチップ（N_EURONChip）と呼ばれる専用マイクロプロセッサを使うことによって実現する。なお，L_ONとはLocal Operating Networkの略。

米国のエシェロン社が開発した，通信と制御を一体化させた新しいコンセプトに基づく設備制御・管理技術。

ニューロンチップと呼ばれる通信・制御の両機能を持つLSIを電気，空調，照明，セキュリティ等の各種設備機器に埋め込み，TCP/IPに準拠したLontalkと呼ばれる通信プロトコルで各種設備を一元的に制御・管理することができる。

これにより，イニシャルコストおよびライフサイクルコストが大幅に削減されるほか，各種センサ情報に基づく空調，照明設備等の高度な連携・連動制御により省エネルギー効果に優れた快適なオフィス環境を実現できる。さらに，インターネットを利用した遠隔集中管理やモバイル端末を利用した遠隔操作等も実現が可能。