MVIP
Multi Vendor Integration Protocol
マルチ・ベンダ・インテグレーション・プロトコルおよびその規格の略称。PCの拡張スロットに搭載した複数メーカから供給される音声処理,FAX処理および電話会議の各種機能ボードをPC内,または複数PC相互間で共通バスで接続することにより各種機能ボードを相互作用させるための標準化プロトコル。電話の機能をコンピュータネットワークへ取り込み,コンピュータから電話やPBXを利用するコンピュータテレフォニを構築可能なプロトコルである。1990年ナチュラルマイクロシステムズ(米国)ほか6社から発表された規格で,コンピュータメーカ,システムインテグレータ,電気通信事業者等世界中の約300社がライセンス開示を受けている。パソコン(PC)の拡張スロットに挿入した,ファクス処理や電話会議等の各種機能を持ったボードをPC内またはPC間で共通バスにより接続することにより,複数メーカから供給される各種機能ボードを相互動作させることが可能(図)。