用語説明

CTI(コンピュータ・テレフォニー・インテグレーション)

Computer Telephony Integration

コンピュータによる情報処理技術と,電話による通信技術を融合した新しいコミュニケーションシステム。具体的には,コンピュータによる電話機・PBX等の制御,パソコンでのボイスメールの読出しやFAX送信等のメディア変換の技術。

コンピュータで処理できるよう音声をディジタル化し,通信系システムと情報系システムを統合して電話応対サービスを実現するという概念またはシステム。いずれの企業においても必要となってくる基本的な仕事環境を提供。

以下に代表的な例を示す。

(1) コールセンタ(インバウンド

電話対応部門での電話による注文や電話問合せなどの着信業務を支援。

(2) コールセンタ(アウトバウンド)

商品紹介や料金督促など発信系の電話応対業務を支援。

(3) コールセンタ(自動応答システム)

災害対策や24時間営業といった,時間に制約されない受付システムを実現。

(4) 統合メッセージ

音声/FAX/電子メールの一元的操作を可能とする。

◆ 《WWW-CTIサービス》

従来からのNTTのディジタルPBX,EP25,EP26向けのCTIシステム,テレパレット(TelePalette)を開発し,ここでのノウハウを生かしてインターネットの情報発信ツールWWW(World Wide Web)と従来からビジネスに利用している電話,FAXを融合し,パソコンを持っていない商店主でもマルチメディアの一歩を踏み出せるサービスで,千葉県茂原商工会議所と共同実験を行っている。通常の電子モールと異なり,本サービスを利用すると消費者は電話やFAXしか持たない商店とも円滑なコミュニケーションが実現できる。