PCカード
PCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)とJEIDA(Japan Electronics Industry Development Association;(社)日本電子工業振興協会)の統一規格カード。
クレジットカードサイズの小型,軽量で,しかも低消費電力な周辺デバイス。ノートブックPCなど,携帯型情報機器の機能拡張をするオプションカードとして世界で採用されている。
カードのサイズは85.6×54.0 mmのいわゆるクレジットカードサイズで,厚さによって3種類のタイプがある。厚さ3.3 mmのタイプⅠ,5.0 mm以下のタイプⅡ,10.5 mm以下のタイプⅢがある。一般的にはメモリカードがタイプⅠ,モデムやLANなどI/OカードがタイプⅡ,1.8インチ磁気ディスクカードがタイプⅢでつくられている。通常ノートブックPCのPCカードスロットは2スロットでタイプⅠ,またはタイプⅡのPCカードが2枚,またはタイプⅢが1枚接続できるようになっている。
具体的な商品は大きく分けて,(1)メモリカード,(2)I/Oカード,の2種類がある。
(1) メモリカード
SRAM,マスクROM,ワンタイムPROM,フラッシュメモリ等の半導体メモリが搭載されている。
(2) I/Oメモリ
モデム,LAN,ISDN等のネットワーク用のPCカードを中心に市場が拡大している。またCD-ROM等の記憶装置を接続するためのSCSIカード,ハードディスクと互換性があり,フラッシュメモリを搭載したATA(AT Attachment)カードがある。