用語説明

RAD

Rapid Application Development

ソフトウェア開発を短期間に達成するため,利用者の設計への参加,熟達した情報システム開発プロ集団による開発など,管理手法,実践技法を規定したアプリケーションの短期開発技法。ユーザニーズの変化のサイクルに合わせるために,「良い(欲しい機能を使いやすく)」,「安い」,「早い(ユーザシステムを使いたいとき)」システム開発を実現する手法。要求されたすべての機能を2~3年かけて一括してつくるウォーターフォール型開発手法とは異なり,ユーザがシステムを提供して欲しいという期日を基準にシステム機能を重点化し,ユーザと一緒に開発する。

① 短期間で,ユーザの満足度の高いシステムにするため,仕様はユーザと一緒に決める。

② 仕様を決める際に,ユーザが仕上がりイメージの画面や操作を実際に確認できるプロトタイプを作成する。

③ 「プロトタイプ作成」→「ユーザ確認」を何度も繰り返し行い,ユーザ要件をシステムに反映し,完成度を上げていく(スパイラル型)。

◆ 《JAD(Joint Application Design)セッション

ユーザとの確認会議のこと。情報システムを短期間で開発し,ユーザニーズの変化に即応するシステム開発手法(RAD)で設けられている。