SCM-PDS方式
代表的な映像分配サービスであるCATVサービスへの回線の提供を経済的に実現することを目的に開発された光アクセス方式。
本システムは,CATVでは映像信号はアナログのまま多重(SCM)され,全体で約450 MHzの帯域を持っている(図)。最近では,ディジタル映像信号やデータ通信チャネルを高周波数側に多重し,650~900 MHzの帯域を使うケースも出現しつつある。本方式では,このようなCATV信号を波長1.55 mmの光信号に変換し,さらに光アンプを用いて数万加入に分配する。CATVは基本的に放送型のサービスであり,PDSトポロジーとの整合性がよく,高コストの局側装置を多ユーザで共用できることから,経済性の面からも優れた特長を有している。