U/T/S点
ITU-Tで定義されたISDNにおける標準となる規定点で,T点は端末がNT1(網終端1:加入者線伝送路の終端およびユーザ・網インタフェースのレイヤ1の終端機能)を介して網に接続される点,S点は端末がNT2(網終端2:PBX,LAN,端末制御装置などにおけるレイヤ1および2,3の全部もしくは一部の終端機能)を介して網に接続される点である。NT1の加入者線路側は,CCITTにおける検討の初期にはU点と呼ばれたが,各国の加入者線路条件の違いからユーザ・網インタフェースの標準化対象から外され,単に伝送路と呼ばれている。
◆ 《インタフェース規定点》
(1) ユーザ・網インタフェース規定点(T点)
TTC標準JT-I411-aに定める専用線ユーザ・網インタフェース規定点と同一で,回線接続装置(DSU)と端末機器(TE)の接続点がインタフェース規定点となる。
(2) 伝送インタフェース規定点(LI点)
DSUと配線設備の最初の接続点。各種条件は,NTT高速ディジタル伝送サービスの6,312 kbit/sインタフェース速度を提供するIインタフェースサービスのLI点の条件と同一になる。